高速インタフェース(高速周波数アナログ・CAN変換器)

トルク計からの周波数出力(トルクと回転速度)をアナログ電圧とCAN通信に高速変換します。

HC-1

高速周波数アナログ・CAN変換器

特徴

  • CAN出力の更新速度を5倍高速化し(200μS)、微細な変化を記録できます。
  • トルク周波数をアナログ信号2系統に出力し、2つのアナログ機器の接続を可能にします。
  • トルク計のアナログ出力を引き延ばすことによる電磁ノイズの影響を解消します。
  • トルク計と同じ方法でデュアルレンジの高低トルク切り替えが出来ます。

特長 高速CAN出力

トルク計測値を最速200μS更新でCAN出力した実例です。

入力:60kHz~80kHzをsweep、アナログ出力設定:CH1(黄)/CH2(青):200μS更新。

特長 アナログ信号を2系統出力 

トルク周波数信号に2つの異なる移動平均値を設定してアナログ信号を同時出力する実例です。

異なる移動平均のアナログ出力の比較。

ロガー/PLCと表示器に同時出力する場合にも使えます。

特長 デュアルレンジ切り替え(GUIを使用)

先ずConfig画面で情報を入力します。Set MemoryでMemory1(Low)を選び、Torque Transducer Test ReportおよびCH1のパラメータを入力後に「Set」ボタンをクリックして、Low Rangeのパラメータを設定します。

これらの操作はPC上の高速インタフェース ソフトウェア(製品に付属)を起動して行い、HC-1とPCはRS232で接続します。

同様に、Set MemoryでMemory2(Hi)を選び、Torque Transducer Test ReportおよびCH2のパラメータを入力後に「Set」ボタンをクリックして、High Rangeのパラメータを設定します。
次にControl画面を開き、出力するレンジを「Low Range」または「High Range」ボタンで選択します。右上のActive Memoryが選択したレンジと一致しているか確認します。左の図のようにLowレンジが選択されます。
「High Range」ボタンをクリックすると左のように、Highレンジが選択できます。一度、パラメータを設定すれば、Control画面で高低レンジ切り替えが可能となります。

特長 デュアルレンジ切り替え(電圧印可を使用)

先ず、GUIを使用して前述のようにCH1およびCH2のパラメータを設定しておきます。この設定はHC-1前面パネルのスイッチ操作によって行うことも可能です。

・トルク計およびHC-1のレンジ切り替え信号(DT2)が0Vの状態では高レンジが選ばれています。
・両信号に+24Vを印可すると、トルク計内部でTorque1に切り替わり、HC-1ではMemory1のパラメータが使用されます。これにより、低レンジに切り替わります(上図の水色の状態)。
・OVにすると低レンジに戻ります。
・なお、切り替えには7秒程度の時間が掛かります。

 HC-1の仕様と結線図の例です。
 標準フランジ型トルク計のページです。
 回転軸のトルク/温度テレメータのページです。