温度テレメータとトルクテレメータ

回転体のトルク、温度、応力の測定結果を非接触でディジタル無線伝送にし、アナログ電圧やCANなどで出力する 温度テレメータとトルクテレメータ 。バッテリ給電による測定時間の制約、スリップリングによる信頼性低下や保守の問題を誘導電源を使って解決します。

軸間や軸端取り付け用の測温フランジ、軸に取り付ける測温リングの他に送信ユニット、アンテナ、評価ユニットにより組み立てるテレメータも用意しています。リングやフランジの機械的寸法はカスタマイズ可能であり手軽にご使用いただけます。



 

HEV内部軸のトルク計装

車両パーツへのトルク・温度・速度 計測器実装サービスはこちらのページをご覧ください。


TTR測温リング

測温リングTTRは多チャンネルの温度テレメータです。リング径はお客様の要求にあった大きさでご提供可能であり、熱電対への配線と固定およびパラメータの設定で使用できます。また、誘導電源による回転部への電源供給により連続計測可能です。
  • 送信ユニット内蔵のリング
  • アンテナ付きステータ
  • 評価ユニット

一般データ

  • リング端面から熱電対を配線することにより、温度測定が可能
  • 非接触型 (ワイヤレス)のデータと電力伝送
  • 精度±2℃
  • アナログ出力更新時間:最短10~100mS
  • 温度測定範囲:-200℃~1350℃
  • 出力:アナログ電圧、RS232C、CAN

TTF1測温フランジ

測温フランジTTF1は4~16チャンネルの温度テレメータです。標準フランジの他にお客様の要求にあったフランジでご提供可能であり、熱電対への配線と固定およびパラメータの設定で使用できます。また、誘導電源による回転部への電源供給により連続計測可能です。
  • 送信ユニット内蔵のフランジ
  • アンテナ付きステータ
  • 評価ユニット

一般データ

  • フランジ内側から熱電対を配線し温度測定が可能
  • 非接触型 (ワイヤレス)のデータと電力伝送
  • 精度±2℃
  • アナログ出力更新時間:最短5mS(4チャンネルの場合)
  • 温度測定範囲:-200℃~1350℃
  • 出力:アナログ電圧、RS232C、CAN

RFTS-1 遠隔測定

テレメータRFTS型はドライブシャフトのような高速回転軸のトルクまたは温度を計測するためのテレメータです。このセットにはトルク測定用のRFTS-1と温度測定用のRFTS-TEMPがあります。無線伝送と誘導電源による非接触動作が可能です。
  • 回転部用の送信ユニット
  • アンテナ付きステータ
  • 評価ユニット VETAS

一般データ

  • 歪ゲージまたは熱電対の配線によりトルクまたは温度を計測
  • ひとつの巻線で、非接触型 (ワイヤレス)のデータと電力伝送
  • トランスミッションコイル間の間隔が最大70 mm
  • 信号帯域幅 0…1 kHz (-3 dB)
  • 電源 9~36 V DC
  • 低消費電力

  フランジ型トルク計(1Nm~80kNm)のページです。