熱疲労試験
最新技術と最先端機器を組み合わせた熱疲労試験の卓越したサービス — これがATESTEOのCalsim部門です。7つの全自動高温ガス試験ベンチにおいて、排気系全体の熱疲労試験、および、触媒コンバーター、排気ガス熱交換器、ガスケット、マフラー、懸架部品、パイプといった各要素の熱疲労試験を行うことができます。
Calsim高温ガス試験センター
排気システムあるいはコンポーネントの熱疲労試験用に、ATESTEOのCalsim部門は、7台の全自動高温ガステストベンチを提供しています。部品互換性の高いモジュラーデザインのコンポーネントテストベンチは、耐久試験や、非常に複雑な試験に適しています。排気ガス再循環冷却装置(EGR)の試験用に 、制御冷却回路が取り付けられています。さらに、排熱回収(WHR)コンポーネントの試験用に、Clausius-Rankineサイクルを追加することもできます。冷却液としては、ミネラル分を除去した水、エタノール、あるいはシクロペンタンまたはアセトンなどの特殊液体が使用できます。
全てのテストベンチは、乗用車から商用車 までの性能領域をカバーするように設計されています。
過熱能力 800 kW
高温ガス温度:1300°C
高温ガス質量流量:4000 kg/h
高温ガス圧:5 bar(rel)
熱疲労試験サービス
- 熱サイクル試験
- 熱衝撃試験
- 過剰熱衝撃試験
- 生産管理
- 過熱負荷
- 機能の経時変化(加速試験)
- 沸騰試験
- 歪ゲージを用いた張力試験
- サーモグラフィ
- 効率測定
- 圧力脈動試験 (膨張および収縮)
- 排熱回収[WHR]コンポーネントの試験
熱疲労試験ベンチの仕様
- バーナー出力:20~800 kW
- 高温ガス質量流量:40 ~ 4000 kg/h
- 高温ガス温度:250~1300 °C
- 高温ガス圧:最大 5 bar(rel)
- 冷却液質量流量:最大 15 kg/s
- 燃料:天然ガス、プロパン、軽油、灯油
- 運転時間:24時間/週7日
ターンキー高温ガス試験ベンチ
PLC制御の高温ガス発生装置F1は、技術試験にための高温ガスを生成します。特に、車両排気システムのコンポーネントの熱疲労試験を、時間とエネルギーを節約した方法で行うことができます。モジュール式セットアップによって、耐久試験のみならず、ターボチャージャー試験も行うことが可能です。
高温ガス発生装置の動作原理
高温ガスは、混合気を燃やすことで発生します。燃料として、天然ガス、プロパン、軽油または灯油を使用します。ご希望の高温ガス温度は、バーナーパワーの調節および冷気の混合によって制御されます。
バーナー仕様
オプション
- コンピュータ支援
- ガス質量流量測定および制御
- 熱衝撃運転
- CAN、ProfibusおよびModbus TCPを経由した上級自動制御システムへの接続インタフェース。ご要望に応じ他のインターフェースも可能。
- 有名メーカーとの提携により、エアコンプレッサや天然ガスコンプレッサの取付け可能