高精度、堅牢、ノイズに強い トルク計(トルクメータ)
回転軸のトルクを非接触で計測するフランジ型トルク計。電磁ノイズに強く、余裕の限界トルクによる堅牢性、高精度、広い計測範囲がATESTEOトルク計の特徴です。
パワートレイン試験の実績と経験をもとに、ATESTEOでは赤外線伝送で電磁ノイズ対策しトルク計とダイナモの近接設置を可能にました。昨今の電動化ノイズが多い環境では、デジタル信号で受け側の機器と接続してノイズ対策の悩みを低減できます。また長期耐久試験では定格x500%の限界トルクで壊れにくいと好評です。
大小定格トルク切り替えのデュアルレンジは、広いトルク範囲を高精度で計測し効率試験に有効。同一タイプは同一形状、ロータ交換にて広い計測範囲をカバーします。トルク・速度を用途に合わせ、アナログ電圧、CAN、周波数パルスで出力できる フランジ型トルク計(トルクメータ)は使用する立場に立った製品です。
各種オプションにも対応し、速度計測エンコーダ、高速トルク変動に適した剛性強化、軸内配線用の貫通穴、高温や低温への動作温度範囲の拡張など実績が豊富です。
トルク計検査装置を完備し、トルク計の原理を理解した経験豊富な技術者がご購入前後の技術支援を行います。
(注)一般にトルク計測と記録では「トルク計」や「トルクメータ」、トルク制御では「トルクセンサ」と呼ばれ、「トルクフランジ」という呼称もあります。
トルク計 トルクメータ トルクセンサ 仕様一覧表
写真にマウスで矢印を置くと簡単な説明が表示されます。トルク計総合カタログで更に詳しい説明(16ページ)、具体的な使用方法、データシート(表の右列で)の仕様解説がボタンクリックで見られます。
製品 | 外観 | 定格トルク | 材質/回転数 | 速度エンコーダ | オプション | データ シート |
RT1eSBX (ブッシュ) RT1eSX (フランジ) -V3 |
1Nm 精度:0.1% 5Nm 10Nm 20Nm 精度:0.03% |
ステンレス チタン (RT11eS) ブッシュ 25000rpm フランジ 15000rpm |
速度計測なし | 高速回転 デュアルレンジ 油圧ブッシュ |
RT1eSBX | |
FLFM1iS 一体型 FLFM1eS 分離型 |
20Nm 50Nm 100Nm 200Nm 500Nm 1.0kNm 精度: 0.05/0.03% |
ステンレス 20000rpm チタン (FLFM11) 25000rpm |
光学式 240ppr:20000rpm 360ppr:16000rpm 400ppr:15000rpm 誘導式 30ppr:12000rpm |
デュアルレンジ ロータ貫通穴 |
FLFM1xS | |
F0iS-SV 一体型 F0eS-SV 分離型 (注) |
100Nm 200Nm 500Nm 1.0kNm 精度:0.05% |
ステンレス 20000rpm |
光学式 240ppr:20000rpm 360ppr:16000rpm 400ppr:15000rpm |
高速回転 30000rpm |
F0xS-SV | |
F1iS 一体型 F1eS 分離型 |
200Nm 500Nm 1.0kNm 1.5kNm 2.0kNm 2.5kNm 3.0kNm 精度: 0.05/0.03% |
ステンレス 20000rpm チタン(F11) 25000rpm |
誘導式 60ppr 標準装備 光学式 360ppr:14000rpm 磁気式 1000ppr:9000rpm |
デュアルレンジ ロータ貫通穴 |
F1xS | |
F2iS 一体型 F2eS 分離型 |
3kNm 5kNm 7kNm 10kNm 15kNm 20kNm 精度: 0.05/0.03% |
ステンレス 15000rpm |
誘導式 120ppr 標準装備 磁気式 1448ppr:6000rpm |
デュアルレンジ ロータ貫通穴 |
F2xS | |
TiSZ50 一体型 φ50中空式 |
20Nm 50Nm 100Nm 200Nm 500Nm 精度:0.05% |
チタン 15000rpm |
速度計測機能なし | デュアルレンジ | TiSZ50 | |
SiSZ50 一体型 φ50中空式 (注) |
500Nm 1.0kNm 精度:0.05% |
ステンレス 10000rpm |
速度計測機能なし | デュアルレンジ | SiSZ50 | |
HSTT1eS HSTT2eS 高速回転 |
50Nm 100Nm 200Nm 精度:0.05% |
チタン 40000rpm |
速度計測機能なし | なし | HSTTxeS | |
FiS-HS 高速回転 高剛性 速度計測可能 |
1500Nm 精度:0.05% |
ステンレス 28000rpm |
光学式 30ppr:28000rpm |
なし | FiS-HS |
高速インタフェース HC-1
・電動化に伴う電磁ノイズの影響を防ぎます。
・HC-1のアナログ/CAN出力はサンプルレート200μSと高速です(トルク計では1mS)。
・周波数出力と同等のアナログ出力精度が得られます(0.03%/0.05%、トルク計では0.1%)。
定格トルク1Nm~80kNmをカバーする豊富な製品を取り揃えています。リング/ステータボックス一体型の「iS」型と分離型の「eS」型があります。
トルク計/Nm | 1 | 5 | 10 | 20 | 50 | 100 | 200 | 500 | 1k | 1.5k | 2k | 3k | 5k | 7k | 10k | 15k | 20k |
RT1eSB | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||||||
RT1eS | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||||||
FLFM1iS/eS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||
F0iS/eS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||||||
TiSZ50 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||||
SiSZ50 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ||||||||||||
F1iS/eS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||||
F2iS/eS | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | |||||||||||
F23eS | 10kNm – 30kNm | ||||||||||||||||
F3eS | 30kNm –50kNm | ||||||||||||||||
F4eS | 50kNm – 80kNm | ||||||||||||||||
HSTT1eS | 50Nm – 200Nm |
各種オプション
デュアルレンジ
二つの定格トルクを切替えて大きなトルク変動も小さなトルク変動も精度よく測定したいご要望にお応えします。切り替え方法は電圧印可、PC画面、CANコマンドが用意されています。大小定格トルクは最大1:5の比率です。
カスタム定格トルク
標準の定格トルクの中間の定格トルクが必要なご要望にお応えします。例えば、標準は500Nmと1kNm、600Nmが必要な場合に1KNmを使用すると精度が低下します。この問題を解決できます。
機械剛性強化オプション
電動化に伴う共振問題に対し剛性を強化して問題を回避するオプションです。
カスタマイズ動作温度範囲
トルク計を低温や高温環境で使用することが必要なご要望にお応えします。例えば、通常のロータ温度範囲:0~80℃を-30℃~80℃に拡張した例があります。
貫通穴付きロータ
軸内配線や軸内配管のご要望にお応えするオプションです。例えば、ロータにφ15の貫通穴をあけた例があります。
チタン製トルク計
高速加振試験などに対応する、トルク計の慣性モーメントを最小化するオプションです。
防水オプション
標準トルク計の保護等級はIP54です。トルク計に水が掛かる環境で使用する場合に、分離型のロータとリング部分をIP55(噴流水対応)にアップグレードするオプションです。
トラクタや作業車両用のパワーテイクオフ トルク計のページです。
車両パーツへのトルク計測器実装サービス、実車での計測のページです。
回転軸のトルク/温度測定テレメータのページです。
トルク計設定ソフト(解凍してお使い下さい、注意メッセージが出る事があります。)